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子供の頃の話などなど
本日は私の子供の頃の話です。

私は4歳のときに通っていた幼稚園に併設されていたヤマハ音楽教室がはじめての音楽レッスン体験で、その後個人レッスンに移って(というかその頃のヤマハ音楽教室は現在のようにコースも充実していないし、「ジュニア・オリジナルコンサート」のような中核になるイベントもありませんでしたから幼児科を終了したら個人レッスンに移るしかなかったわけですが)ピアノをはじめました。当時はまだまだピアノ教室で使われる入門教材の9割以上が「バイエル」という時代で、「メトード・ローズ」ですらまだ「目新しい教材」という時代でした。「いろおんぷ」だけは当時から既に盛んだったかな?というような頃ですので百花繚乱の入門教材で溢れている今の時代は正に青天の霹靂だったりもするわけです。

で、そんな時代のピアノ教室で「バイエル」は取り敢えず半年ぐらいで全部弾き終えたようですが、その後「ブルグミュラー」で最初に躓き、そして「ピアノの練習ABC」で落ちこぼれ(爆)という実はきわめてありきたりかつ練習嫌いなピアノ人生を送っていたわけではあります。

実は小学生当時の私って「本当に」ピアノはあんまり好きじゃなくて、その代わり幼少の身でオーケストラに開眼したりしてたんですね。小学校3年生のときにブルーノ・ワルター指揮によるベートーヴェン「第9」のレコードなんかを買ってもらってそのレコードを毎日のように聴きながら棒切れ持って指揮の真似をする。そんな毎日でした。そう、私は子供の頃長い間「指揮者」になるのが夢でした。(余談ですけど、だから私は「のだめカンタービレ」の「千秋」にとても親近感を覚えるのです。まあ彼のような「オレ様」では決してなかったし(爆)小さくして巨匠の門を叩いたりなんてことはさすがになかったですが)

そんな私ですが「指揮者」になるのはとんでもなく難しいというのが徐々に分かってきて、それではしょうがない、ピアノでも弾くしかないのかという方向に転がってきたのが大体中学生ぐらいの話。高校1年生の時後に私の母校となる東京練馬区にある某M音楽大学の受験講習会に初めて参加したときに、まあ当時の参加者がピアノの曲をよく知ってること・・・(^^;;;;。私は全く無知そのもの、しかもピアノの演奏も他人から色目で見られるほどひどいもんでしたので本当に「ピアノ弾き」としては落ちこぼれな人生を歩んできたわけでございます。本当の意味で「ピアノ」もいいなと思い始めたのは音大入学後、ラフマニノフに凝り始めてからかもしれません。

その代わり「指揮者」を諦めた後でもオーケストラ音楽は大好きで、その高校生の頃にはブルックナーやらマーラーやら大曲をガンガン耳に入れていた時代でもありました。そんな余波、というか自分史は今現在に至っても大きく影響しているのは間違いないでしょう。「本物の」オーケストラの指揮者にはなれなかったけど、卒業してからヤマハ講師時代にエレクトーンアンサンブルによるワーグナーの「ニュルンベルグのマイスタージンガー前奏曲」でしっかり人前で「指揮者」としてのステージは実現させましたし、その後自分の生徒とのアンサンブルでモーツァルト:ピアノ協奏曲第23番の「弾き振り」もやっています。更に今現在に至ってKクリの「やまちゃん工房」のラインナップがどうしてもオーケストラ中心になってしまうのは実はそういう理由もあるのですね。

高校生の頃だったか、ある音楽雑誌の記事で「音大のピアノ科の学生はピアノしか興味がないんだ」みたいな話が出ていて、自分を振り返ったときにその記述がとても信じられないものでした。そして実際に音大というところに行ってみてそれが嘘ではないということもよく分かりました。しかしその後ピアノ教師としてのスキルを蓄えていくうちに、例えば「モーツァルトのピアノソナタは正に弦楽合奏のソロ化である」ようなことに気が付いたとき、自分が「ピアノオンリー」な音楽人生ではなかったことが全く間違いではなかったことに対して、正に音楽の神様にそのことは感謝したいような気持ちでおります。

次回はクラシックじゃない音楽の話でも書いた方がいいのかな?

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